”体感”と”品揃え" が魅力!エスポートミズノ 野球コーナー特集

白石 怜平

関東最大級の直営店

スポーツメーカーは製品をつくる”以外にどんな仕事をしているのか。今回はそんな疑問にフォーカスします。取材にご協力いただいたのは東京・神保町にあるエスポートミズノ。
<取材日は11月14日>

エスポートミズノはミズノ株式会社(以下、ミズノ)の直営店で、1989年のオープンから今年でちょうど30年を迎えました。
現在8フロアで野球やランニングウェアはじめ20競技の用品を取り扱っており、関東最大級の品揃えを誇っています。2020年1月下旬に野球フロアがリニューアルし、3月には全館リニューアルオープンされる予定です。

その中でも野球用品は4階・5階の2フロアにわたって展開されており、試打スペースや修理コーナーを設けられています。
(現在は改装中のため一時的に1フロアに集約)

「4階はウェアが中心で、限定モデルも数多くそろえています。5階は野球用具でグラブやシューズを中心に、サイズも大人用からジュニア用まで幅広く扱っています。グラブやシューズの修理も承れるようなスペースも備え付けていますので、実際にグラブを購入されたお客様も修理に来ていただけるようにとスタッフも修理の技術や知識を豊富に身に付けています」

エスポートミズノ野球販売担当の谷貝和寿さん。公式SNSの商品説明は人気がある

こう語るのは野球売場担当の谷貝和寿さん。
エスポートミズノで行える修理は、簡単な紐の付け直しから破れた捕球面の修理といった難度の高いものまで行っており、「リペアマン」という修理資格を持ったスタッフが常駐しています。

「リペアマンとは、兵庫県にある波賀グラブ工場や東京本社で研修を受け、試験に合格した者のみがその資格を得ることができます」(谷貝さん)

グラブの修理コーナー。常設されており、破れた部分の修理も行うことができる。

首都圏にあるミズノの直営店ということもあり、国際大会期間中にはナショナルチームや現役アスリートも多く訪れます。

「9月の世界柔道開催期間中は海外のナショナルチームたちが柔道着を購入しに来ました。野球でも国際大会期間中には予選が東京で行われた時に海外のチームなども来てくれました」

説明いただいたのはコーポレートコミュニケーション部の木水啓之さん。
今シーズンのオフには内川聖一選手(福岡ソフトバンクホークス)などが来店し、一般のお客様が見て驚くシーンも見られたそうです。

コーポレートコミュニケーション部の木水啓之さん。ミズノ社の広報活動を担っている。

ミズノならではのイベントを開催

エスポートミズノでは、プロ野球のシーズンオフにアンバサダーによる1日店長のイベントが行われます※不定期開催
過去には長野久義選手(広島東洋カープ)、今年初めには山川穂高選手(埼玉西武ライオンズ)が登場しました。

「現役選手による1日店長企画はトークショーが行われます。
店長の名刺を作りまして、開店時には選手からお客様に1人ずつ名刺を渡すんです。その時は1日で300〜350人くらいは来てきただきましたね」

名刺は先着100人、トークショーは抽選で選ばれた方が参加することができます。当日は選手のプレーとは違う姿を一目見ようと開店前から長蛇の列ができるそうです。

現役選手のイベントに加えて、イチローさんのグラブ・バットを10年以上手掛けてきた岸本耕作グラブマイスターと名和民夫木製バットクラフトマンが店舗に来ていただき、職人の技を見せる実演会も行われます。

岸本耕作グラブマイスター作製のグラブ

「グラブでは紐を通す工程を見ていただいたり、お客様の要望を聞いてグラブ作りをします。バットも削る工程を目の前で実演し、お客様のご要望に応えられるようなバットづくりをします。その日は1フロアに50人以上が集まってミズノの技術を見ていただけるので非常に盛り上がる時間になりますね」

創業113年で培われた技術もミズノの強みです。落合博満選手や松井秀喜選手、小笠原道大選手ら球史に残る名選手のバットやグラブを製造してきました。その技術は脈々と受け継がれています。

名和民夫クラフトマンが作製したイチローさんモデルのバット

プロ野球選手の1日店長や、クラフトマンの実演会などは全てエスポートミズノのスタッフが企画したものです。選手はシーズンオフといえども、来シーズンに向けた調整の時期であるため、スケジュール調整は容易でありません。

また、岸本マイスターや名和クラフトマンが登場するイベントもスタッフが企画・打診をします。実演会は例年8月9日の「野球の日」近辺で開催されます。
 
今後もお客様に楽しんでいただけるよう新しい企画も考えているそうです。
「イベントも毎年同じ内容だとマンネリ化してしまい、新鮮さがなくなってしまいます。新しいことにチャレンジするためにもスタッフで意見を収集して企画を工場や選手側に打診しています」(谷貝さん)

今後エスポートミズノからどんなイベントが行われるのか楽しみです。

試打スペースも完備

5階にはバットを振れるようにネットやティースタンドを完備する試打スペースがあります。試打するだけではなく、キャッチャーの防具も試着することができます。

5階の試打スペース。実際にボールを打つこともできる。

「バットの重さや長さがお客様に適しているのか実際に振って体感してもらうためです。ここではキャッチャーの防具も装着できます。防具は見た目だけでは分からないのでサイズ感やフィット感を確かめて装着しているように確認いただいています」(谷貝さん)

平日は夜に学生やサラリーマンが、週末は家族連れのお客様が多く訪れ、気に入ったバットが自分に合っているのか、自ら振って確かめて購入いただきます。中には複数バットを持ち込んで1本1本時間をかけて感触を確かめるお客様もいらっしゃるそうです。

スタッフは日々研鑽し、知識を共有

上述のように、商品知識や技術・イベント企画などスタッフ自身で考え、実現させています。お客様によりよいサービスが提供できるよう開店前に集まり、お互いの知識を共有し合う勉強会を定期的に行っており、研鑽を怠りません。その知識量がエスポートミズノの売りの1つになっています。

仕事のやりがいについて谷貝さんは話しました。「お客様からの“ありがとうございます”という言葉に加えて、購入いただいたものを修理に何回も持ってきて大事にして使っていただいているのが何よりも嬉しいです」

エスポートミズノで得られる”体感”

エスポートミズノの魅力とは何か。谷貝さんはこう説明してくれました。
「品揃え・体感スペース・オーダーグラブのサンプルが豊富にあります。分からないことが解決できるような環境を整えています。来ていただくと”体感”できますのでそこが魅力です」


豊富な種類から自分に合ったものを手に取って選ぶことができる

木水さんも、お客様に商品を手に取って選ぶことをお勧めします。
「グラブなどは実際に手に取ることで“自分のお気に入り”に出逢えます。ここでは商品をじっくり選べますし、それが大事に使うことにつながります。同じグラブでも手に入れた感じが違うので、ぜひ売場に足を運んでいただき、手にはめてそのフィーリングを感じて欲しいです」

エスポートミズノでは、知識が豊富なスタッフが出迎えてくれます。そしてたくさんの商品の中から自分の手で感じることで、10年・20年と長く付き合う”パートナー”に出逢うことができます。ぜひエスポートミズノで買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと野球がより一層楽しめるのではないかと思います。

▼エスポートミズノ公式Facebook
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白石 怜平
1988年東京都出身。 趣味でNPBやMLB、アマチュアなど野球全般を20年以上観戦。 現在は会社員の傍ら、障がい者野球チームを中心に取材する野球ライターとしても活動。 観戦は年間50試合ほどで毎年2月には巨人をはじめ宮崎キャンプに訪れる。 また、草野球も3チーム掛け持ちし、プレーでも上達に向けてトレーニング中。