河原純一、愛媛マンダリンパイレーツの監督に

Spportunityコラム編集部

「このページではSpportunity コラム編集部がピックアップした、独自の視点で書かれたブログをご紹介しています。」


独立リーグの四国IL愛媛マンダリンパイレーツは4日、河原純一氏(43)が新監督に就任すると発表した。

彼のキャリアの最終年になった2014年、愛媛マンダリンパイレーツで投げる姿を何度も見た。
イチローよりも1学年上、130km/hに満たないような球速でありながら、丁寧にコーナーを突き、緩急で打者を翻弄していた。



四国にはこういう投手はなかなかいない。愛媛マンダリンパイレーツだけでなく、他の球団の投手にも参考になったのではないか。
力に任せた打者に痛打を浴びることもあったが、淡々と投げていたのが印象的だった。

愛媛マンダリンパイレーツには3年在籍したが、3年目は公式戦では投げず。

キャリアSTATS


川﨑北高校、駒澤大学を経て94年、ドラフト1位逆指名で巨人に入団。

いきなり8勝を挙げたが、これがキャリアハイ、以後は主として中継ぎで投げたが、トレードで西武に。2007年に戦力外通告を受け、トライアウトを受けるも声がかからず、1年浪人。

入団テストを受けて中日に入団。
1年目はセットアッパーとして活躍するも、次第に成績が衰え、戦力外通告。再びトライアウトを受けるもNPBからは声がかからなかった。

39歳になった河原は、ここで愛媛マンダリンパイレーツに入団したわけだ。

昨年は、愛媛マンダリンパイレーツを創設当時から盛り立て、運営してきた松山市内の広告代理店、星企画で「More Baseball Project プロジェクトリーダー」という肩書で、野球の普及活動に従事していたという。
星企画には、何度もうかがったことがある。幹線道路沿いにある事務所には、愛媛マンダリンパイレーツのユニフォームや写真が飾られ、会社を上げてチームを支援していることがわかる。

この会社は愛媛県、四国で非常に信用のある企業だ。星企画の奔走もあって、愛媛マンダリンパイレーツは、県、市町村、県内主要企業が支援する「県民球団」になった。星企画がなければ、この球団はとっくにつぶれていたはずだ。
この1年、そうした独立リーグとしてのマネジメントも学んだのではないか。

​1月6日の記者会見では「優勝はもちろんだが、個々のレベルアップを目標に毎日取り組んでいきたい。1人でも多くNPBに送り出したい」と抱負を語った。

いずれNPBに指導者になるのかもしれないが、独立リーグを深く知る河原は、NPBと独立リーグをつなぐパイプ役を期待したいところだ。




著者:広尾晃
ライター歴31年。2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。2011年11月、livedoorに引越し。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことを独自の視点で考察し続けるている。
転載元:【野球の記録で話したい】http://baseballstats2011.jp/archives/50381065.html
元コラム配信日:2017/1/6


Spportunityコラム編集部では、今後も独自の視点で書かれた外部コラムを紹介していきます。